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DX戦略の進捗報告 Vol.5

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代表取締役の石川春です。

年の瀬を迎えこの一年を振り返りますと、
2023年を代表するトレンドワードは「生成系AI」と言って良いのではないでしょうか。
実際に触れてみると、そのアウトプットの自然さや質の高さに驚かされます。

DXを推し進める上でも、AIが強力なパートナーになる可能性を十分に秘めているように感じます。
人智を超えた発想や解決策が生み出され、より豊かな社会がもたらされると思うとワクワクが止まりません。

ある意味人間社会の大転換期を迎えている中、当社が掲げるサービスビジョン
「私たちの体験をサービスに乗せ世の中のバックオフィス業務を場所・モノ・時間から解放する」
を実現することは、社会の要請そのものであり必然性を再認識しております。

今現在の私共の取り組みにおける進捗状況について皆様に共有いたします。

 

1.サービスプラットフォームの構築(事業 DX)

リリースから1年が経過し、プロジェクト・ナレッジ・ノウハウなどのデジタル情報が
サービスプラットフォーム「ALFA-BASE」に蓄積されるようになってきました。
今後は、いよいよプラットフォーム構想の核心部に迫ります。
数値化できる定量情報に限らず、数値化できない質的情報に対象を拡げていきます。

例えば、活動の目的、背景、経緯、そしてこれらの構想プランなどのプロセス情報や、
その活動に関わる人の感情や想いに関する情報などを取り扱っていきます。

これにより、当社にしかできない持続的で主体的かつ本質的なサービスを提供できるようにしていきます。
機能としては、2024年3月を目処に全29機能のリリースを目指します。

 

2.ショールーム化(社内 DX)

Micosoft SharePointで構築した社内コミュニケーションサイト「ALFA SQUARE」により、
社内の情報を いつでも誰でもどこからでもアクセスできる環境を整えて来ました。
しかしながら、そこに有益な情報が在るにもかかわらず、その存在に気づかなかったり、
その情報の価値が伝わっていなかったり、という課題を抱えていました。

単に情報を発信するだけでなく、デジタルの特性を踏まえて、発信にストーリー性を持たせたり、
戦略的に注目テーマを取り上げコンテンツ化したりするなど、マーケティング思考を取り入れ、
社内広報を通じて、事業の活性化と意識変革に取り組んでいます。

 

3.新たなサービスの確立(創造 DX)※1/10 追記

現場サービスの強化と成長戦略テーマの推進加速を目的に2023年4月より、
これまでのお客様軸の組織に加えて、全社を横断して戦略テーマを推進する新組織を立ち上げ、
サービスビジョンの実現に向けて取り組んできました。

その中で、創造DXに繋がる「デジタル技術の活用加速化」と「シェアードサービスの事業化」への
取り組みについて報告いたします。
デジタル技術の活用加速化には、IT・DX人材の育成が必須であり、
IT・DX推進CFT(クロスファンクショナルチーム)が中心となって、社員のエンジニア力とOA力それぞれの強化を図るべく、社員の有識者が講師となったスキルアップテーマに積極的に取り組んでおります。
シェアードサービスの事業化に向けては、主に市場調査活動に取り組んできました。

今現在、具体的な事業化には至っていませんが、多くの企業がバックオフィス業務領域における課題を
優先的な経営課題と捉えていることが明白になってきました。
今後も、IT・DX人材の育成と並行して、上記課題の共通点を探りながらサービス化を進めると共に
個別企業の固有問題の解決にも取り組みながら、現場起点でITと経営の架け橋になれるように
新たなサービスの確立に継続して取り組んでいきます。

 

当社のDX戦略推進に欠かせないITコーディネータについて、
2021年4月以降 新たに有資格者が5名増えて11名となりました。
これからもサービスビジョン実現に向けた3つのDX(事業DX、社内DX、創造DX)に
ITコーディネータの専門力を活かしながら推進していきます。