#EPISODE01ゴールの先の感動を求めて

アルファテックス
サービス&サポート本部 業務サービスグループ
とあるリーダーの物語

2006.4.26何から手を付ければいいのかと
社長が嘆いた。

「当社より安く請け負う業者はあると思います。しかし御社の業務上の課題を正しく把握し、解決に導くのはアルファテックスしかありません」。私はそう言い切った。前にいるのは全国展開する販売会社の社長。各支店に経理・総務部門があり、情報は分散していた。当社なら各部の関連業務を洗い出し、センターにデータを集中させ一気にシステムの効率を高められるだろう。しかしお客様自身がこの環境変化に対応しなければ何も進まない。熟考の末、どうやら社長の腹は決まったようだ。

2006.5.9ムダな仕事をつくらないという
現場への目線。

「私たちがずっと寄り添います。ゴールを目指して一緒にがんばりましょう」。この言葉を実行に移すため、当社の業務スタッフはお客様の経理部門に入った。事前に分析したとは言え現場は生きもの。効率的なやり方であっても反対を唱える人もいる。それでも私たちの施策が組織を動かしたのは、現場でお客様の困りごとを敏感に感じ取り、ムダな仕事を一切排除したからだった。システムをつくることを前提にしない、つねに問題解決を目指す。その熱意が周りの人を動かしていた。

2008.5.30「これからもよろしく」。
そう言って社長は笑った。

開始から2年後、私たちの業務サービスは評価され、システム導入へと広がっていた。ある日、お客様の会議でその場にいた社長から「なぜ、アルファテックスさんの活動はブレないのですか?」と質問された。とっさのことに私は「ゴールを目指してやりきることがプロですから」と答えた。いつも意識している言葉であった。しかし、充分ではないように感じ、「苦労もありますが、そこを乗り越えて皆さんと一緒に感動を味わいたいのです」と付け加えた。この2年間で感じたことだ。そういうと社長は「これからもよろしく」と笑った。

いいサービスは、ものがたりを生む。いいサービスは、ものがたりを生む。