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DX戦略の進捗報告 Vol.10

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代表取締役の石川春です。

2021年度にDX戦略をスタートしてから、長い時間が経過しました。私たちは、常に目的志向を大切にする企業です。しかし、時間の経過とともに「慣れ」が生じ、目的と手段が混同されることがあります。時には、手段が目的化してしまうこともあります。
だからこそ、今改めてDXの本質とその違いを再確認しながら、次のステージへ進めていきたいと考えています。

■ デジタル化
紙やアナログ情報をデジタルデータに変換すること。
例)紙の請求書をPDFにする。手書きの帳簿をExcelに入力する。

【目的】情報をデジタル形式にするのみ。
【特徴】単純な変換で、業務プロセス自体は変わらない。

■ デジタライゼーション
デジタル技術を使って業務プロセスを効率化・自動化すること。
例)PDF請求書をシステムで自動処理。ワークフローを電子承認に切り替える。

【目的】業務の効率化・スピードアップ。
【特徴】プロセス改善を伴うが、ビジネスモデルは基本的に同じ。

■ DX
デジタル技術を活用して、ビジネスモデルや企業文化を変革すること。
例)サブスク型サービスへの転換。データ活用で新しい価値を創出(顧客体験を変える)。

【目的】企業の競争力強化・新しい価値創造。
【特徴】単なる効率化ではなく、事業や組織のあり方を変える。

DXは手段ではなく、未来を創る目的である、ということを再認識しつつ、目的を踏まえながら取り組みを進めてきましたので、その進捗を、以下の通りご報告いたします。


1.サービスモデルを進化(事業 DX)

 当社のサービスプラットフォーム「ALFA-BASE」には、各個人・各現場で持っているノウハウ・ナレッジを共有する場所「アルファWiki」があります。アルファWikiは、社内外の知見を集約しナレッジ共有を加速する場として日々進化を続けています。10月~11月は投稿・活用強化月間を実施しました。現場での活用が広がり、業務の質を高める取り組みが進行中です。
 また、デジタル技術を中心に相互啓発や技術交流を促す取り組み「でじカフェ」は、毎月開催を継続して回を重ねるごとに活性化してきています。部門や職種・世代を問わず社員同士の知恵と工夫と技が行き交い、新たな顧客価値創出につながるアイデアの源泉となって来ました。

 

2.オペレーションを強化(社内 DX)

 前回ご報告した実験的な取り組み「AI社長」は、試験運用のフィードバックを受け今後の活用方法を議論してきました。その結果、「あるナビ」として本格運用をスタートすることになりました。「あるナビ」は、アルファテックスに関する歴史・経営・規定など、幅広い質問に答えるAIエージェント。すなわち“社内の物知り博士”です。利用者から「的確な回答で、迷わず進める」「頼れる存在で安心感がある」「情報を探す時間が短縮された」といった声が寄せられています。今後は、デジタル化を進めてきた社内情報をつなげていくと共に、活用を促進することで蓄積される情報を増やしエージェントとしての品質を上げて参ります。

 

3.バックオフィス業務をイノベーション(創造 DX)

 当社は、9月に日本文書情報マネジメント協会(略称:JIIMA)『ベストプラクティス賞』を受賞しました。受賞内容は、業務マニュアル(電子ファイル)と生成AI の連携活用による、新たな『業務ノウハウ継承の確立』と『業務引継ぎの早期化』です。業務における長年解決できていない課題を、現場目線で人とAIを融合しながら確かな成果を上げたことに対して、先進的かつ即効性と将来性がある取り組みである点が評価されたものです。
 さらに、当社主催の様々なDX事例を中心に取り上げる「アルファテックスお役立ちセミナー」では、情報発信を通じてお客様を始めとする社会との接点を広げ、新たな展開を生む流れを作っています。こうした対外活動は、次のイノベーションの起点となって来ています。